温泉神社(うんぜんじんじゃ)の画像
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温泉神社(四面宮)・元寇伝承

温泉神社(うんぜんじんじゃ)

長崎県 雲仙市
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 信号のある交差点から、右手の鳥居をくぐり奥に参道を進むと、温泉神社があります。
別名「四面宮」とも呼ばれ、満明寺と同じく大宝元年(701年)に建てられました。
 明治期の初め、政府の神仏分離令により明治2年神社改正により「筑紫国魂神社」と称されましたが、大正4年に「温泉神社」と社号を戻されました。
 四面神や四面大明神と表記されることもあり、地元では親しみを込めて「おしめんさん」と呼ばれてきました。
 現在でも島原半島には、おしめんさんと呼ばれる温泉神社が16ヶ所あり、これら温泉神社の総本山が、ここ雲仙にある温泉神社となっており、島原半島全域が仏教の聖地として繁栄していた当時が偲ばれます。

 追記;元寇と温泉四面宮の伝承
 温泉四面宮と蒙古襲来にかかわる伝承がある。十三世紀初頭の文永.弘安の役(元寇)の時、元軍に一身三面の勇士(神)があって幕府軍を悩ましたが、忽然として幕府軍に一身四面の勇士(神)が現れて、これを撃退した。そこで、使者を派遣して一身四面の勇士の本性を尋ねると、実は肥前温泉山(雲仙)の神であるという。このため鎌倉幕府は恩賞として祭田を寄進した。
 一身四面の神の伝承は、中央温泉山(雲仙)に大日如来を置き、その四方に、阿閃如来(あしゅくにょらい)、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来を本地仏とする祭祀組織であり、この思想的構造は、密教曼荼羅の構図となっている。
 温泉山(雲仙)を中心軸として四方を結界し、島原半島全体を神域とする考え方によるもの。

★ 英語バージョン
 After following the road north for several minutes, you will find yourself in the center of town. Once you see a stone torii gate to your right, stop—you have reached the Onsen Jinja, or Hot Spring Shrine.
 Founded in 701 as Shimengū, the shrine was originally a part of the same temple complex as Manmyōji. This is the head shrine of Oshimen, a four-faced god worshipped across the Shimabara Peninsula as a protector of the region and its hot springs.
 Shimengū was affected by another period of religious tension in Unzen. During the second half of the nineteenth century, the new Meiji government sought to undo centuries of tradition by which Buddhist deities were interpreted as Shinto gods and worshipped together—often in the same place. Shimengū was forcibly separated from the rest of Manmyōji and given a new name to separate it from what was then seen as the “foreign” Buddhist influence.
 After World War II, its original name was restored, and locals tend to also call it by its nickname, Oshimen-san. The physical separation, however, was never corrected.

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