雲仙公園 野鳥展示
雲仙お山の情報館
長崎県 雲仙市
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雲仙公園で見られる野鳥についてご紹介しています。
■ 雲仙公園の野鳥について
日本で見られる野鳥は約600種といわれています。雲仙は、江戸時代の頃から自然保護が広く行われており、昭和9年、国立公園に日本で最初に選定されました。野鳥が過ごしやすい生活環境が保たれ雲仙では、150種ほどの野鳥が観察できます。
通年観られるシジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロなどの留鳥は、山頂から低山地までの広い範囲に生息するものや、主に中腹付近以下の地域に生息するものなどが見られ、夏季と冬季の季節変化によって中腹付近を境として生息状況の変化がみられます。
春から夏の季節は、低地に移動していたミソサザイ、ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラなどが4月頃から中腹付近から上部の地域に多数飛来してさえずりを始め、特に中央山地付近では5月になると渡来した夏鳥と共に、賑やかなさえずりの最盛期になり7月まで続きます。
この頃は繁殖の最盛期。コジュケイ、ヤマドリ、キジ、キセキレイは地上に、フクロウ、アオゲラ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラは樹洞、石垣の穴、巣箱などに。ミソサザイは崖のくぼみや岩のすき間に、その他の留鳥たちは枝上に、小枝、枯草、細根、落葉などを使って巣作りをします。
近年では外来種であるソウシチョウが普賢岳周辺で繁殖し、多く見られるようになりました。