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春の雲仙
雲仙の四季
長崎県 雲仙市
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雲仙の春。九州山地特有の高山植物ミヤマキリシマは、4月下旬頃から地獄谷付近で咲き始め、徐々に標高の高い場所へ移動します。
池の原(ゴルフ場近く、国の天然記念物)宝原園地は5月初旬、5月3日から6日頃、仁田峠は5月中旬頃が見ごろです。最後に、国見岳の美山霧島の見頃は5月下旬頃です。温暖化のためか、徐々に花々の咲く時節が早くなっています。
ミヤマキリシマは、標高約700メートル以上の雲仙、阿蘇、九重、霧島など九州の高地に群生する植物です。葉や花はヤマツツジに似た小ぶりで、高さは1メートルほどになります。
赤松など周囲の樹木が伸びて日陰になるため、ミヤマキリシマの枝は伸びて枯れやすくなり、被害を受けやすくなります。これを防ぐため、長崎県、地元の有志(雲仙を美しくする会;雲仙住民・ボランティアなど)が毎年恒例のミヤマキリシマ下刈作業を行っています。
ミヤマキリシマは江戸時代から島原藩によって大切に守られ、歴史を重ねてきました。