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桃山建築の特徴を残す煌びやかな社殿

大崎八幡宮

宮城県仙台市
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大崎八幡宮は、仙台藩主 伊達政宗公が1604年から12年かけて造営した神社です。

もともとは平安時代、征夷大将軍に任命された坂上田村麻呂が鎮守府八幡宮を置いたのが起源とされています。

室町時代に入り、この大崎氏の領地に八幡宮を遷座したため、しだいに「大崎八幡宮」と呼ばれるようになりました。

神社建築の1つ、権現造(ごんげんづくり)の建物は本殿、石の間、拝殿が一体となった荘厳な作りとなっています。

長押(ながおし)の上に色鮮やかな組物と彫刻が施してあり、黒漆塗りの落ち着いた外観が特徴です。

また、拝殿の正面に「千鳥破風(ちどりはふ)」、向拝に「軒唐破風(のきからはふ)」を設けるなど、随所に匠の技が込められています。

桃山建築の特徴を数多く残す、豪華絢爛な社殿は京都にある豊国廟を模倣したともいわれており、昭和27年に国宝にも指定されました。

美術・歴史の観点から高い評価を得る八幡宮ですが、他にも独特のお祭りで知られており、特に冬の裸参り「どんと祭」は有名です。

裸参りとは白いさらしと白足袋、わらじだけの格好で大崎八幡宮を目指す勇壮な神事になります。

例年2500人が参加するイベントで市街地では雪が積もる中、裸参りの列が目撃されることもあります。


■ 基本情報
名称:大崎八幡宮
住所:宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
最寄駅:JR仙台駅(バス20分)
営業時間:いつでも散策可
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用(有料)

■ 参考情報
建立時期:1607年
指定:国宝、重要文化財
※詳しい情報はホームページでご確認ください。

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