天神地下街は九州最大の繁華街とされる天神の真下に走る地下ショッピング街です。地下鉄の利用者を中心に愛用され、「てんちか」の愛称でも親しまれています。

福岡に最新のトレンドを取り入れようと、ファッションやグルメなどのテナントを整備し、昭和51年に開業したのが始まりです。平成17年には地下鉄七隈線の開業に伴い、その距離を延長させます。

天神地下街は19世紀のヨーロッパをイメージした街作りが特徴です。床は南欧風の石畳になっており、天井にはフレームによって唐草模様が描かれています。

かつて地下街の案内アナウンスも日本語、英語以外にフランス語が流されていた時期もありましたが、現在はアジアからの観光客に配慮し、中国語や韓国語でのガイダンスが主となっています。

「劇場」をコンセプトにしているため、地下街としては意図的に照明の数が少なくしています。薄暗くどこか大人っぽい雰囲気を楽しめるこの光景は天神の名物でもあります。

クリスマスシーズンにはそんな薄暗い環境を活かし、星空をイメージしたイルミネーションが天井に施され、普段とは違った幻想的な雰囲気を味わうことができます。

■ 基本情報
名称：天神地下街
住所：福岡県福岡市中央区天神2地下
最寄駅：福岡市営地下鉄 天神駅（直結）
営業時間：10:00〜20:00
料金：散策自由
定休日：なし（店舗により異なる）
駐車場：周辺の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。