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米どころ庄内地方の産業遺産
山居倉庫
山形県酒田市
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米どころ庄内地方の、シンボルとも言える産業遺産が、山居倉庫(さんきょそうこ)です。
天然の資材を利用して作られた倉庫と沿うように茂るケヤキ並木が、米の積出港として賑わった当時の姿を偲ばせます。
高さ3.6mの盛り土や石垣に支えられる蔵は、明治27年に発生したマグニチュード7の地震でも被害を最小限に留めたと言われています。
山居倉庫の歴史は明治26年、旧庄内藩 酒井家により米穀取引所の倉庫として建設されたのが始まりです。
昭和14年以降、取引所としての機能は失われたものの、地元農家を支える「JA庄内」の施設として、現在も利用されています。
昔ながらの風情ある倉庫群は、NHK 連続テレビ小説「おしん」でもロケ地として使用されたことから、全国的に知られるようになりました。
現存する12棟のうち1棟は「庄内米歴史資料館」として公開されており、農業の歴史や山居倉庫での作業の様子を知ることができます。
近年、アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」に登場した倉庫としても、人気を呼び、多くの観光客を引きつけているそうです。