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鎮護国家の勅願が行われた寺院

本山 慈恩寺

山形県寒河江市
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奈良時代。行基がこの地を選び、聖武天皇の命令によって寺院を建立したのが、慈恩寺の始まりと考えられています。

一般の寺に見られる檀家を持たず、「鎮護国家」「国家安寧」の勅願(ちょくがん)を行う寺として、奥州藤原氏、山形最上氏、そして江戸幕府と…時の権力者より重要視されました。

江戸時代には、東北で随一の面積を誇る「朱印地」を有していた寺院でもあります。

朱印地とは、幕府の保護を受けた土地のことをいい、この指定を受けると税金の徴収などを免除されたそうです。このことから、当時の寺がいかに手厚く保護されていたかが伺えるでしょう。

慈恩寺は最盛期「山全体が1つの寺院」といわれるほど、強大な勢力を有していました。

現在、その名残りは一部にとどまりますが、国の文化財に指定される阿弥陀如来や建物など、数多くの遺産から当時の様子を偲ぶことができます。

また毎年5月になると「林家舞楽(はやしけぶがく)」という、この舞が奉納されることでも有名です。

平安時代、慈覚大師 円仁によって舞楽が奉納されたのが始まりで、勇壮かつ華麗な舞は無形文化財に指定されています。


■ 基本情報
名称:本山 慈恩寺
住所:山形県寒河江市慈恩寺地籍31
最寄駅:JR寒河江駅(車15分)
営業時間:8:30~16:00
料金:拝観料 大人700円
       高校生500円
       中学生以下無料
定休日:なし(原則)
駐車場:周辺の駐車場を利用(有料)

■ 参考情報
創建  :746年
見どころ:本堂・薬師堂・阿弥陀堂
※詳しい情報はホームページでご確認ください。

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