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侵食と風化によって削られた渓谷
塔のへつり
福島県下郷町
閲覧数:13回
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南会津を流れる大川によって作られた、断崖の渓谷を「塔のへつり」と呼んでいます。
地名にある「へつり」とは、川に迫った険しい岩壁のことを指す、会津の方言です。何万年もの間、侵食と風化によって削られた岩が柱のような姿をさらしています。
この形が「塔」に見えることから「塔のへつり」と呼ばれるようになったそうです。そんな渓谷の一風変わった姿から、昭和18年には国の天然記念物にも指定されました。
切り立った岸壁には吊り橋も架けられており、岩場内部を見学できるのも大きな魅力でしょう。全長200mの「塔のへつり」では切り立った岩ごとに名前も付けられています。
夫婦岩や屏風石、獅子塔岩など岩の形にちなんだ面白い呼び名が付けられており、見物客の想像を掻き立ててくれます。
現在は封鎖されていますが、かつては一連の奇岩を巡る、散策路も存在していました。
断崖の上から覆いかぶさる樹木は、紅葉シーズン、渓谷一帯を錦絵のように美しく彩っています。白い岩壁と紅葉のコントラストが大変美しく多くの観光客で渓谷は賑わいます。
■ 基本情報
名称:塔のへつり
住所:福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ林
最寄駅:会津鉄道 塔のへつり駅(徒歩5分)
営業時間:なし(散策自由)
料金:見学無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用
※詳しい情報はホームページでご確認ください。