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少年たちの忠義と悲運を伝える慰霊碑
白虎隊士十九士の墓
福島県会津若松市
閲覧数:45回
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戊辰戦争の戦禍の中、自決した白虎隊(びゃっこたい)の隊士19人を祀った墓として知られるのが「白虎隊士十九士の墓」です。
白虎隊とは、幕末に予備兵力として会津藩が組織した部隊の一つになります。武家に生まれた16歳から17歳までの少年たちによって編成されていたといわれています。
そんな若者たちの悲劇を弔う墓は、主君のために死を選択した少年たちの忠義と悲運の物語を伝える慰霊碑でもあります。
白虎隊士の墓は全部で19個ありますが、実際、この地で自決を図った人は、20人だったとされています。
1人だけ生き残った隊士はその後、白虎隊の生き様を伝える語り士として尽力し、死後、この墓から少し離れた場所に埋葬されたそうです。
ひっそりとならぶ白虎隊士の墓の近くには、合戦から逃げる際に潜り抜けてきた「戸ノ口堰洞門」が残されています。
無念の思いで戦火を逃れ、この地に落ち延びた少年達の痕跡に触れることで、苛酷を極めた会津戦争の一端を知ることができるかもしれません。
この山中では毎年、春と秋、白虎隊を偲んで慰霊祭が執り行われています。若くして散った霊を慰めるために剣舞も奉納され、一帯は賑わいを見せています。
■ 基本情報
名称:白虎隊士十九士の墓
住所:福島県会津若松市一箕町大字八幡字滝沢
最寄駅:JR会津若松駅(周遊バス5分)
営業時間:なし(いつでも散策可)
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用
※詳しい情報はホームページでご確認ください。