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今日まで姿を留める貴重な史跡
白水阿弥陀堂
福島県いわき市
閲覧数:18回
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福島県で唯一国宝に指定されている建築物が、白水阿弥陀堂です。
この場所には平安時代末期、藤原清衡の娘である徳姫によって、夫の菩提を弔う「願成寺」が建てられました。
その一角に建立されたのがこの白水阿弥陀堂で、今日まで姿を留める貴重な歴史的建造物でもあります。平安時代の建物がそのまま現存するのは東北地方でも3ヶ所のみといわれています。
また、岩手県の中尊寺金色堂、宮城県の高蔵寺阿弥陀堂と並び、長い歴史を持つお堂であることから周辺一帯も国の史跡に指定されています。
美しい曲線を描く屋根と庭園が調和した優美な姿は、夫を弔う妻の思いが現れた柔らかな印象を抱かせてくれるでしょう。
創建当時、阿弥陀堂の堂内には壁画が描かれていたとされています。現在は一部のみ残り、壁画の面影を残すだけとなりましたが当時の技術力の高さを体感することができます。
境内では平安時代後期に盛んであった浄土式庭園の様式が見られ、これも見どころの1つとなっています。
自然に溶け込むような庭園は創建した徳姫が奥州藤原氏とゆかりがあったことから、平泉寺院に影響を受けたためと考えられています。
■ 基本情報
名称:白水阿弥陀堂
住所:福島県いわき市内郷白水町広畑219
最寄駅:JR磐越東線 いわき駅(バス20分)
営業時間:8:30~16:00(4月〜10月)
8:30~15:30(11月〜3月)
料金:大人 500円/子供 300円
定休日:毎月第4水曜日
駐車場:周辺の駐車場を利用
■ 参考情報
創建時期:平安時代(現存)
指定:国宝(日本国指定)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。