２万年前、男体山の噴火で噴出した溶岩によって川がせき止められ出来上がったのが中禅寺湖と言われています。

周囲25km、深さ163mの中禅寺湖は日本の湖や沼の中では２５番目の大きさを誇ります。ダムなどで作られた人造の湖を除くと、4キロ平方メートル以上の湖の中では日本で一番標高の高い湖になります。

中禅寺湖一帯は秋になると紅葉の美しい景色が広がり、戦前は多くの外国人に人気のリゾート地でした。そのため当時は欧米各国の大使館別荘が建ち並んでいたとされ、現在もフランスやベルギーなどの４か国の大使館別荘が湖畔に存在します。

戦後からは日光への道路網の整備も進み、季節折々の景色を求めて全国から多くの観光客が訪れています。

近年、その希少価値が注目されている「ヒメマス」も中禅寺湖に生息しており、中禅寺湖ヒメマスや日光ヒメマスと呼ばれ、繁殖が試みられています。

■ 基本情報
名称：中禅寺湖
住所：栃木県日光市中宮祠
最寄駅：JR日光線 日光駅（バス45分）
営業時間：なし（散策自由）
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用

■ 参考情報
水面標高：1269m
平均水深：163 m
周囲の長さ：25 km

※詳しい情報はホームページでご確認ください。