室町時代1534年に開山し、500年近い歴史を持つのが西福寺です。

長い歴史もさることながら、西福寺は境内にある開山堂の彫刻でも広く知られています。

開祖である道元禅師を題材にした彫刻は、越後のミケランジェロとも呼ばれた江戸時代末期の名匠、石川雲蝶（いしかわうんちょう）によるものです。

特に、透かし彫りの繊細さと極彩色が美しい「道元禅師猛虎調伏の図」は石川雲蝶の代表作でもあります。

虎や龍神、鷲、滝をさかのぼる鯉の迫力あふれる彫刻は見る者の目を奪います。開山堂では、完成してから150年経った今でも、こうした色鮮やかな作品を見ることができます。

新潟県の重要文化財にも指定されている開山堂は造作の美しさから「越後日光開山堂」とも呼ばれています。

堂内には彫刻以外に煌びやかな孔雀の襖絵などもあるので、ぜひあわせてご覧ください。

■ 基本情報
名称：西福寺 開山堂
住所：新潟県魚沼市大浦174
最寄駅：JR上越線 小出駅（バス7分）
営業時間：9:00〜16:00
料金：500円（小学生以下：無料）
定休日：なし（臨時休業あり）
駐車場：周辺の駐車場を利用

※詳しい情報はホームページでご確認ください。