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加賀120万石の財力を示す建築物

瑞龍寺

富山県高岡市
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富山県で唯一国宝に指定されている建造物が、曹洞宗の仏教寺院である瑞龍寺です。

前田利家の長男であり、加賀藩2代藩主の利長によって、1594年に創建された宝円寺が起源といわれています。

1614年に亡くなった利長の菩提寺として、寺の名称を利長の法名である「瑞龍院」と改め、その後、瑞龍寺と呼ばれるようになりました。

国宝に指定されている仏殿は、1659年に造られたものといわれており、総重量47トンにもなる「鉛の瓦葺き屋根」が特徴となっています。

瓦の素材に鉛が使われているのは、戦になった際、鉄砲の弾にするためという説も残されています。

この他、1655年に建立された法堂もやはり国宝に指定されています。曹洞宗建築の特色を色濃く残す建物であり、利長の位牌が中央部分に安置されています。

瑞龍寺は「加賀藩百二十万石」の財力を如実に示す、代表的な建築物と言えます。


■ 基本情報
名称:瑞龍寺
住所:富山県高岡市関本町35
最寄駅:JR新高岡駅北口(徒歩15分)
営業時間:9:00〜16:30
料金:拝観料 500円(子供200円)
定休日:なし
駐車場:施設の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。

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