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日本屈指の鋳物師が集まった街
金屋町通り
富山県高岡市
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江戸時代初期、加賀藩2代目藩主だった前田利長は、高岡城の築城にあわせて7名の鋳物師を集められたとされています。
城下町の繁栄を目的に集められた鋳物師は、金屋町と呼ばれる地域に住まいを構え、産業発展に尽力しました。これが後に高岡鋳物の原点となります。
当時、鋳物産業ではたびたび火災が発生したため、延焼と鎮火対策から川沿いの地域に作業場を集約されたと考えられています。
また、作業場と母屋が一体の造りなっていたため、土蔵を母屋と作業場の間に置き、作業場で起きた火災が母屋へ及ばない工夫も施されました。
金屋町では当初、鍋や釜など鉄器を主に取り扱っていましたが、次第に銅器を生産するようになり、江戸時代中期には日本一鋳物師が集まる街として知られていました。
現在も当時の「千本格子の家並み」や「銅片が敷き込まれた美しい石畳」が残されており、富山県を代表する観光スポットになっています。
なお、平成24年には「国の重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。
■ 基本情報
名称:金屋町通り
住所:富山県高岡市金屋町
最寄駅:JR高岡駅(徒歩20分)
営業時間:なし(いつでも散策可)
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用(有料)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。