「伊豆の松島」と呼ばれる堂ヶ島では、海底火山の噴火によって造られた険しい断崖を見ることができます。

その堂ヶ島の海岸沿いには昭和10年に天然記念物に指定された海食洞である「天窓洞」があります。海食洞とは、岩壁が波によって侵食されて洞窟のようになったものです。

この天窓洞は147mにも及ぶ洞窟で、中央部分の天井は丸く抜け落ちています。抜け落ちた部分は天窓のようになっており、コバルトブルーの海へ差し込む光が幻想的な光景を作り出しています。

洞窟は遊歩道を使って上から見下ろすこともできますが、遊覧船で洞窟内に入るクルージングが人気となっています。

周囲には干潮時に砂地を歩いて島まで渡ることができる「三四郎島」も見られます。

三四郎島は象島、中之島、沖ノ瀬島、高島の４つの島によって構成されており、こちらも昭和58年に静岡県の天然記念物に指定されました。

■ 基本情報
名称：堂ケ島洞窟
住所：静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060
最寄駅：伊豆箱根鉄道 修善寺駅（バス90分）
営業時間：なし（遊覧船は以下に記載）
料金：（遊覧船は以下に記載）
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用可

■ 遊覧船について
運行期間：通年
運行時間：10:00～16:30
料金　　：大人1,300円（洞窟巡り）
　　　　　子供 650円
※詳しい情報はホームページでご確認ください。