白糸の滝は川が流れ落ちる通常の滝と異なり、滝の壁面から湧き出す富士山の雪解け水が無数の細かな滝を作り出しています。

幅200メートル落差24メートルから流れ落ちる滝は、大変優美で日本の滝百選にも選ばれています。昭和11年には国の天然記念物に指定され、近年では富士山の構成資産の一部として「世界遺産」にも登録されました。

鎌倉時代、源頼朝がこの地を訪れた際に「この上に　いかなる姫や　おはすらん　おだまき流す　白糸の滝」と歌を詠んだことでも知られています。

古くから時の権力者に賞賛された美しい姿を一目見ようと、夏の時期を中心に多くの観光客が訪れています。

冬になると、天然水を使って作られる神秘的な氷柱を見ることもできます。樹齢約300年と言われる静岡県指定の天然記念物である「萬龍楓（ばんりゅうかえで）」も見られる自然豊かな景勝地です。

■ 基本情報
名称：白糸の滝
住所：静岡県富士宮市上井出・原
最寄駅：JR身延線 富士宮駅（バス30分）
営業時間：いつでも見学可
料金：無料
定休日：なし
駐車場：専用の駐車場を利用可（有料）

■ 参考情報
・滝の落差：約20ｍ
・滝の幅：約150ｍ
※詳しい情報はホームページでご確認ください。