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手作業によって復活を遂げた棚田
丸山千枚田
三重県熊野市
閲覧数:29回
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標高736メートルの白倉山。その斜面に作られたのが日本最大規模の棚田が「丸山千枚田」です。
約7ヘクタールの斜面に、1,340枚もの棚田が広がっています。狭い田んぼでは面積が0.5平方メートルしかなく、機械を用いた農作業が行えないため、全て手作業で行われています。
棚田の始まりはハッキリとしていませんが、古来の文献に初めて登場するのは1601年頃となります。この頃にはすでに現在と変わらない7ヘクタール、2240枚の棚田が造り上げられていました。
しかし、過疎化や高齢化に伴って、平成初頭には「4.6ヘクタール・500枚」と激減してしまいました。
その後、歴史的遺産を保存するため、平成5年に丸山千枚田保存会が結成されると、手作業により棚田は復活を遂げ、日本最大級の棚田にまで復活しました。
この地域では、夏に「虫おくり」という農耕行事が行われ、松明によって千枚田が浮かび上がる幻想的な光景を見ることもできます。
■ 基本情報
名称:丸山千枚田
住所:三重県熊野市紀和町丸山
最寄駅:JR紀勢本線 熊野市駅(バス35分)
営業時間:なし(いつでも散策可)
料金:散策無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。