嵐山の北東に広がる嵯峨野は、平安時代から貴族の別荘などがあった場所です。

その嵯峨野の竹林の中で最も有名なのが、野宮神社から天龍寺の北側を通って大河内山荘へ通じる、通称「竹林の道」です。

道の両側に伸びた青々とした竹はまるで空を覆うように高く、心落ち着く竹の香りを感じることができます。

晴れた日には、竹林から漏れる日差しを浴びて気持ちよく散策でき、雨の日や夕暮れなどはしっとりと落ち着いた京都の風情を味わうことができます。

様々な表情を見せるこの道は京都を代表する風景の一つで、テレビドラマのロケ地やＣＭにもよく利用されます。

また、京都の初冬の新たな風物詩「嵐山花灯路」では竹林の両側がライトアップされ、灯りに揺らめく夜の竹林の幻想的な世界が楽しめます。

嵯峨野めぐりはこの清々しい竹林の道からスタートするのもお勧めです。また付近には観光名所ならではの人力車もあるため、ガイドをお願いしながら人力車で散策する、というのも良いかもしれません。

■ 基本情報
名称：嵯峨野（竹林の小径）
住所：京都府京都市右京区嵐山
最寄駅：JR嵯峨嵐山駅（徒歩10分）
営業時間：なし（いつでも散策可）
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。