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整然と並ぶ 1000体の観音立像
三十三間堂(蓮華王院)
京都府京都市
閲覧数:53回
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三十三間堂ですが、本来は蓮華王院にある本堂を指しています。
東に面して南北に伸びるお堂の長さが33間(げん)あることから、三十三間堂と呼ばれています。
一説には、観音菩薩の化身、三十三身に基づく数を表すことから、呼ばれる…とも伝えられています。
三十三間堂は平安後期、後白河上皇により創建されたものです。奥行き22m、幅120mの細長いお堂内は花や雲文様の極彩色で飾られた名残が今も残ります。
お堂中央に安置するのは、高さ3mで漆箔の「中尊(ちゅうそん)」です。42手で「千手(せんじゅ)」を表わすこの像は、鎌倉期に仏師「湛慶(たんけい)」により造られました。
三十三間堂の大きな特徴は、何と言ってもその中尊を囲むように整然と並ぶ1000体の観音立像です。
堂内に入った人がその眺めに思わず息を呑んで立ち尽くしてしまうほど壮大です。立像の制作には運慶や快慶を始め、多くの仏師が携わったと伝えられています。
この1000体の観音像。実は自分が会いたい人に似た像が必ずあるとも伝えられており、それを拝みに訪れる人も少なくありません。歴史を味わいながら、楽しんで堂内散策するのもよいでしょう。
■ 基本情報
名称:三十三間堂(蓮華王院)
住所:京都府京都市東山区三十三間堂廻り町657
最寄駅:JR京都駅(バス5分)
営業時間:8:30〜17:00(時期により変動)
拝観料:一般 600円(学生400円)
定休日:なし
駐車場:敷地内の駐車場を利用可(有料)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。