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地盤沈下に見舞われた日本一低い山
天保山
大阪府大阪市
閲覧数:79回
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名前とは裏腹に、標高4.5mの日本一低い山として脚光を浴びているのが、この天保山です。隠れた花見の名所としても注目されています。
天保山は当初、標高約20mほどの山でした。水の都・大阪に出入りする船の目印の役割を果たしたことから「目印山」と呼ばれていましたが、いつしか山が築かれた「天保時代」にちなんで天保山と呼ばれるようになりました。
山すそには松や桜などが植えられ、大阪の景勝地の1つに数えられていました。 しかし、幕末期に砲台の築造のために山が削られ、昭和に入ると地盤沈下によって山の高さはどんどん低くなっていきました。
戦後は、天保山を含むエリア一帯に天保山公園が開かれます。園内には山すそと同じく松や桜が植えられ、市内の花見の名所ともなりました。
実はこの天保山、ある時期に山そのものが公園の中に埋もれる形となり、地図から抹消される…という事態を経験したこともあります。
それからは保存会の活躍なども手伝って、今では「日本一低い山」として脚光を浴びるようになっています。
■ 基本情報
名称:天保山
住所:大阪府大阪市港区築港3-2
最寄駅:大阪市営地下鉄 大阪港駅(徒歩7分)
営業時間:いつでも散策可
料金:散策無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。