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熊野三山の社務を統括する本拠地

熊野速玉大社

和歌山県新宮市
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熊野川に沿って下りてきた河口、千穂ヶ峰の北東にあるのが熊野速玉大社です。本宮大社・那智大社とともに熊野三山の一つに数えられています。

中でも、三山の社務を統括する本拠地が、この新宮におかれたこともあり、速玉大社は特別な地位を築いたと言われています。

かつては「熊野権現」という名で、神倉山に祭られていました。現在の場所に移されたのちは、神倉山の社殿を古宮、こちらの社殿を新宮と呼ぶようになりました。

境内にある鮮やかな朱塗りの鳥居は、神仏両方を奉る神社に見られる「両部鳥居」と呼ばれるものです。鳥居をくぐり参道を進むと、右手にまた朱塗りの摂末社が現れます。

その奥には「神宝館」という宝物殿があり、速玉大社で収める国宝・重要文化財の品々を保管しています。その数は1200点に上るとされ、古代から速玉大社がいかに力を持っていたかを伺うことができます。

境内に立つご神木「ナギの大樹」は、平清盛の息子「重盛」の手で植えられたとされ、樹齢は千年を越えます。朱色に輝く美しい社殿とともに、その風情を味わってみてください。


■ 基本情報
名称:熊野速玉大社
住所:和歌山県新宮市新宮1
最寄駅:JR新宮駅(徒歩15分)
営業時間:8:00〜17:00
料金:無料
定休日:なし
駐車場:敷地内の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。

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