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瀬戸内海の流れを逆転させる水門
鞆の浦
広島県福山市
閲覧数:32回
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瀬戸内海の潮の流れを逆転させるポイントとして知られるのがこの鞆の浦です。
満潮時に豊後水道や紀伊水道から海流が流れ込み、干潮時には東西に分かれて海流が流れる、いわば瀬戸内海の水門とも言える場所です。
鞆にある入り江ということからこの名前が付けられ、沿岸部と沖にある島は鞆公園として大正14年に国の名勝に指定されています。
また昭和6年には、瀬戸内海国立公園として長崎県とともに日本で初めて国立公園に指定されました。
近年行われた遺跡調査では弥生時代にすでに集落として成立していたと考えられ、魏志倭人伝にある「投馬国」の推定地の一つでもあります。
歴史に長く関わる鞆の浦は奈良時代に大伴旅人により「潮待ちの港」と和歌で詠まれていました。
また戦国時代には中国の毛利氏によって鞆要害が築かれ、「鞆幕府」と呼ばれるほど毛利家の一大拠点として栄えるようになりました。
現在の鞆の浦にはその名残で古い町並みが保存されており、美しい日本の歴史的風土100選にも選ばれています。
■ 基本情報
名称:鞆の浦
住所:広島県福山市鞆町鞆
最寄駅:JR福山駅(バス利用)
営業時間:いつでも散策可
料金:散策無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可(有料)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。