中国にある西湖周辺の風景を凝縮し、池泉回遊式庭園に仕立て上げたのが縮景園です。

1620年、広島藩主だった浅野長晟が、茶人「上田宗箇」に庭園造りを命じて造られた泉水屋敷が縮景園の始まりとされています。

中国の景色をモデルにしているため、園内にある建物や名勝３４ヶ所に中国風の号が命名されています。

明治時代に入ってからは浅野家の別邸として利用されるようになりましたが、昭和15年に広島県へ寄付され、国の名勝に指定されています。

昭和20年の原爆投下の際、壊滅的な被害を受けましたが、昭和26年には復元され、縮景園として開園されました。

庭園のほぼ中央にある数寄屋造りの建物、「清風館」には当時の書院造が美しく復元されています。

また園内では早春のウメから始まり、サクラ、ツツジやシャクナゲ、スイレン、椿と一年を通して様々な花々を鑑賞できるのも魅力です。

■ 基本情報
名称：縮景園
住所：広島県広島市中区上幟町2-11
最寄駅：JR広島駅（徒歩15分）
営業時間：9:00〜18:00
料金：（下記の通り）
定休日：なし
駐車場：敷地内の駐車場を利用可

■ 入園料
大人　　：260円
高大学生：150円
小中学生：100円
幼児　　：無料

※詳しい情報はホームページでご確認ください。