四国に88ヶ所ある空海ゆかりの霊場「四国八十八箇所」の88番札所が、大窪寺（おおくぼじ）です。

お遍路では、88箇所の霊場を全て回り終わることを「結願」といいますが、終点88番目に指定されている大窪寺ではこの結願を迎える人が非常に多くいます。

そのため、寺の境内には88箇所全て周ったという証明でもある「結願所」（けちがんしょ）を有料で書いてもらうこともできます。

お遍路をする際には、空海の分身ともいわれる金剛杖をついて道を歩むのが、一般的なスタイルになっています。結願した際、使っていた金剛杖を奉納すると、春にまとめて炊き上げてもらうこともできます。

そんなお遍路と切っても切り離せないこの寺は、奈良時代に行基によって開基されたのが始まりです。その後、810年頃には空海が奥の院で修業を行い、薬師如来を刻んで安置したと伝えられています。

■ 基本情報
名称：大窪寺
住所：香川県さぬき市多和兼割96
最寄駅：高松琴平電鉄 長尾線 長尾駅（車30分）
営業時間：7:00〜17:00
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。