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原始的でスリリングな吊り橋

祖谷のかずら橋

徳島県三好市
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栃木県「日光の神橋」、山梨県の「猿橋」と並び、日本三大奇橋とよばれるのがこの「かずら橋」です。

かずら橋は葛類のサルナシを使って架けられた原始的な吊り橋です。橋の床には「さな木」という丸太が使われており、そのすき間からは川の流れが垣間見え、人ひとりで渡っても揺れるというスリリングな橋として知られています。

古文書によると、この地にかつては7本から13本の橋が存在したといわれていますが、現在残されているのはこのかずら橋の一本だけとなっています。

この橋の起源は古く、その昔この地を訪れた弘法大師が困っている村人のために橋をかけた…という伝説や平家の落人が追っ手から逃れるために、直ぐ橋を切れるように作ったという伝説も残されています。

原始的で珍しい吊り橋であることから、年間35万人もの観光客が訪れ、平成24年にはトリップアドバイザーの企画による「世界の徒歩吊り橋10選」にも選ばれています。

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