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富の象徴として根づいた「うだつ」
うだつの町並み
徳島県美馬市
閲覧数:52回
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脇町南町(わきまちみなみまち)には、昔ながらの風情あふれる町並みが現在も残されており「うだつの町並み」として親しまれています。
「うだつ」というのは、民家の両端に設けられた防火用の小壁(こかべ)のことで、この白い小壁が多くみられることから、「うだつの町並み」と呼ばれるようになりました。
実はこの「うだつ」。造るのに相当な費用がかかるため、裕福な家しか設けることができなかったそうです。
こうした富の象徴とも言える「うだつ」を、高く構えることで繁栄を象徴した慣習が、やがて「うだつが上がる」「うだつが上がらない」という言葉に繋がった…という説も伝えられています。
この脇町南町一帯は、藍染の原料となる「すくも」の産地であったことから、1585年に徳島藩主となった蜂須賀家政によって、阿波藍と呼ばれる藍染めが奨励されました。
430メートルに及ぶ本通りには、藍商を中心に商人の町として栄えた面影が現在も残されています。これら貴重な建築群は昭和63年、重要伝統的建造物群保存地区に選定され大切に保護されています。
■ 基本情報
名称:うだつの町並み
住所:徳島県美馬市脇町南町
最寄駅:JR穴吹駅(徒歩30分)
営業時間:いつでも散策可
料金:無料
定休日:なし(店舗の営業日は要確認)
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。