太平洋を臨むように伸びる砂浜と切り立った岬に打ち寄せる波。高知県を代表する景勝地として広く知られるのが、この桂浜です。

土佐の民謡「よさこい節」でも「西に竜串　東に室戸 中の名所が　桂浜　よさこい　よさこい」と詠われるように高知県民にとっては馴染み深い海岸と言えます。

桂浜の近くにある丘陵地帯には戦国時代、長宗我部元親によって「浦戸城」という城が築かれ、一帯が城下町として栄えた歴史があります。

しかし、江戸時代に入った1603年。浦戸城が廃城となってしまい、以降、桂浜を含む景勝地して親しまれるようになりました。現在は坂本龍馬記念館や桂浜水族館などが立ち並ぶ観光スポットとなっています。

太平洋を望む桂浜の海はコバルトブルーの美しい水面が特徴です。しかし、弓状の湾に注ぎ込む波は満ち引きの動きが速いため、遊泳が禁止されており海水浴場としては開放されていません。

それでも季節を問わず多くの人々がこの地を訪れるのは、やはり幕末の志士「坂本龍馬」に思いを寄せているからにほかなりません。

桂浜のすぐ近くではそんな坂本龍馬の銅像が太平洋を見据えており、観光客にとっても絶好のカメラスポットとなっています。

■ 基本情報
名称：桂浜
住所：高知県高知市浦戸
最寄駅：なし（車・バスで一般道利用）
営業時間：いつでも散策可
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用可（有料）

※詳しい情報はホームページでご確認ください。