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田園地帯にポッカリ浮ぶ時計台
野良時計
高知県安芸市
閲覧数:23回
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のどかな田園風景に、ポッカリ浮かび上がるようにそびえ立つ時計台が、「野良時計(のらどけい)」の愛称で知られる櫓時計です。
明治時代、時計の技術に興味を持ったこの地の地主「畠中源馬」がアメリカ産の八角掛時計を取り寄せ、分解し、組み立てたというハイカラな趣味がこの時計台の始まりです。
明治20年頃からコツコツと部品を集め、一人、独学で製作し始めた畠中は、やがて巨大なオリジナル時計を完成させます。
時計は北、東、西と3方向に作られ、現在は正面の時計だけが動いていますが、完成当時は、3つの時計が同時に駆動していたといわれています。
明治時代の日本では、現在の腕時計のような自分の時計を持っている人がほとんどいなかったため、農作業を行う人々が時刻を知るために利用していたといわれています。
市街地ではなく、こうした郊外に佇む時計台は全国でも珍しく、平成8年には、国の登録有形文化財となっています。
■ 基本情報
名称:野良時計
住所:高知県安芸市土居
最寄駅:土佐くろしお鉄道 安芸駅(バス15分)
営業時間:いつでも見物可
料金:見物無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。