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山間部を中心に生活を支えた橋
佐田の沈下橋
高知県四万十市
閲覧数:65回
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沈下橋(ちんかばし)とは、河川の水が増水すると橋が水面下に沈んでしまう橋のことをいいます。
川が増水した時、橋は使えなくなりますが、架橋する長さが短く低費用で作ることができるという利点から、山間部や過疎地帯を中心に普及した橋の形態です。
高知県ではこうした沈下橋が県内に47本建造されており、西部の吉野川流域では「潜水橋」や「潜り橋」の名前で呼ばれることもあります。そんな各地で活躍する沈下橋の中で観光客に最も知られているのが、佐田の沈下橋です。
全長291メートルの橋の上からは、日本随一の清流と言われる四万十川の流れを見ることができます。
春、河川敷には菜の花が咲き誇り、その光景は四万十川の風物詩としても知られ、観光写真やドラマのロケ地にも使用されています。
美しい清流や華やかな河川敷を人々が軽やかに渡る光景は風情があり、高知県でも平成5年以降、こうした沈下橋を生活文化遺産として保存し、後世に残すための活動を進めています。
■ 基本情報
名称:佐田の沈下橋
住所:高知県四万十市佐田
最寄駅:土佐くろしお鉄道 中村駅(車20分)
営業時間:いつでも散策可
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。