平成17年に長崎湾をまたぐように架けられた橋が、女神大橋です。その優美な橋の姿から「ヴィーナスウィング」の愛称でも親しまれています。

長崎は古くから造船の街として知られ、長崎港は建造するタンカーや大型船舶の出入りが多い港でもあります。

また近年、海外からも観光による大型客船が頻繁に出入りしています。そんな大型客船の入港に配慮し、海抜65メートルの位置を基準とした高台に建設されました。

そのため、17階建てのビルに相当する、高さ72メートルのイギリス豪華客船「クイーン・メリー２」もこの橋の下を通過できたといわれています。当時、世界最大の客船だったこの船が通過できたことで、世界的にも注目を集めた橋です。

女神大橋は、高い塔からケーブルによって吊り下げられている斜張橋というスタイルの橋になります。長さ480メートルのこの橋は、全国の斜張橋の中では、６番目の長さを誇ることでも知られています。

夜には、女神の翼のように美しくライトアップされ、日中とは違う幻想的な一面を見せています。港町として長い歴史を持つ長崎らしいランドマークと言えるでしょう。

■ 基本情報
名称：女神大橋
住所：長崎県長崎市
最寄IC：長崎南環状線 戸町IC（車2分）
営業時間：いつでも通行可
料金：乗用車100円
定休日：なし
駐車場：PAの駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。