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日本の近代化に貢献した産業遺産
端島(軍艦島)
長崎県長崎市
閲覧数:38回
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長崎港からクルーズ船で南西に進むと、突如、要塞のような無人島が姿を現します。これが端島です。
現在は無人島ですが、かつて炭鉱により栄えていた島で、最盛期には東京都の9倍もの人口密度を有していた時期もあります。
しかし、石炭が発見された当初は、小規模な採掘のみしか行われていませんでした。明治期に入り、大規模な発掘が行われるようになったのを機に学校や居住環境が整備され始めました。
この古びた街並みを残した島は、軍艦を思わせるようないでたちから「軍艦島」の名前でも親しまれています。
大正5年、日本で初めて建設されたと言われる鉄筋コンクリートのマンションは、遠目に眺めると黒ずんだ戦艦のようにも見えます。戦時中には、本物の軍艦と見間違えたアメリカ軍によって魚雷を打ちこまれた…という逸話も伝えられています。
炭鉱は昭和49年に閉山するものの平成21年からは観光地として、一般に公開されるようになりました。
島内の建物は無人化により崩壊が進んでいますが、日本の近代化を支えた無人島を一目見ようと多くの観光客が訪れています。
近年、日本の近代化に大きく貢献した産業遺産として、その価値を認められ、2015年に世界文化遺産に登録されました。
■ 基本情報
名称:端島(軍艦島)
住所:長崎県長崎市高島町端島
アクセス:クルーズツアーの予約必要
営業時間:8:00〜17:00(目安)
ツアー料金:大人 3,600円
子供 1,800円
定休日:なし(悪天候時は上陸不可)
駐車場:出発港の駐車場を利用
※ツアー料金に加えて上陸には施設使用料もかかります。(1名 300円程度)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。