雲仙温泉を代表する観光名所が、雲仙地獄です。

長く伸びる散策路を歩けば、高温の湯気やガスが噴き出す様子を間近に見ることができます。

グツグツという音を放ち、地獄を思わせるような光景は非常に見応えがあり、一年を通して多くの観光客が訪れています。

これらの雲仙地獄を中心とした温泉は奈良時代、行基によって発見されました。当時は西の高野山と呼ばれるほど、僧の修行場として栄えていました。そのため蒸気やガスが噴出する場所には、当時の仏教説話に基づいた名称が名づけられています。

地獄内にある「邪見地獄」は、人を妬む醜い心のことを指す邪見から名付けられており、邪見を捨てる地獄という意味があるとされています。

他にも「雀地獄」という可愛い名称も存在します。お湯が噴き出す際に「チュンチュン」と雀が鳴く声に似ているから、この名前が付けられました。

他にも大叫喚地獄や清七地獄など25ヶ所を超える噴出口がありますが、それぞれに伝説や逸話が残されています。

■ 基本情報
名称：雲仙地獄
住所：長崎県雲仙市小浜町雲仙
最寄駅：JR諫早駅（バス80分）
営業時間：いつでも散策可
料金：無料
定休日：なし
駐車場：敷地の駐車場を利用可（有料）

※詳しい情報はホームページでご確認ください。