有明海に臨むようにして建つ、安土桃山様式の荘厳な面影を残す城が、島原城です。

1618年、この地を治めていた松倉重政によって約7年の歳月をかけて築城されました。
壮麗な天守閣を中心に大小の櫓が配置された優美な城として知られています。

島原城はその美しさだけでなく、高く頑丈な石垣を持つ城としても有名です。
城は過去に何度か復元されているものの、石垣は390年もの歴史を有しています。

1614年には、この島原城を新築する際に生じた重税から百姓一揆が勃発しました。
３万人にもおよぶ大規模な一揆を天草四朗がまとめ、後に、これを島原の乱と呼ぶようになります。
そんな島原の乱の舞台となったことから、城内には、天草四朗の像も見られます。

戦国時代の終わり頃、島原には華やかなキリシタン文化が伝えられました。
当時の藩主は、異国との南蛮貿易を保護し、この地方はキリシタン王国の体を成していたといわれています。

島原城の敷地内にある歴史資料館では、そんな当時の島原の姿を知ることもできます。

■ 基本情報
名称：島原城
住所：長崎県島原市城内1-1183-1
最寄駅：島原鉄道 島原駅 （徒歩10分）
営業時間：9:00〜17:30
料金：（下記の通り）
定休日：なし
駐車場：敷地内の駐車場を利用可

■ 料金
大人：550円
子供：280円（高校生以下）

※料金にはキリシタン史料館、観光復興記念館、西望記念館の料金が含まれています。詳しい情報はホームページでご確認ください。