嬉野川を上流に進むと、目を見張るほどの大規模な滝に遭遇します。これが轟の滝です。

「轟の滝」と呼ばれる滝は日本全国に点在しますが、佐賀の滝はその規模で他の轟の滝よりも群を抜いています。高さ11メートル、滝壺の面積は2500平方メートルもあり、非常に広大な滝になります。

轟の滝は、約2500万年前の火山活動によって作られたものと考えられています。溶岩流によって生じた段差が、川の浸食により削り取られ現在の滝の姿を作り出しました。

轟の滝は古くは風土記にも登場しています。このことから奈良時代には、既に風光明媚な観光名所として広く知られていたことが分かっています。

迫力ある轟の滝をじっくり鑑賞したければ、近隣にある滝見橋からの眺めがお勧めです。滝の周辺は「轟の滝公園」として整備されており遊歩道もあります。

心地よい遊歩道の先にある滝見橋は、滝全体を見渡すことができる絶好のポイントとして観光客の写真スポットにもなっています。

■ 基本情報
名称：轟の滝
住所：佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙163-1
最寄駅：JR武雄温泉駅（バス30分）
営業時間：いつでも散策可
料金：無料
定休日：なし
駐車場：敷地内の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。