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かつて朝鮮出兵の拠点となった城
名護屋城跡
佐賀県 唐津市
閲覧数:26回
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玄海国定公園を代表する観光スポットが、名護屋城跡です。
湾内に位置する名護屋はかつて交易拠点として栄えていました。1581年に全国を統一した豊臣秀吉が、朝鮮へ出兵する際に築城を開始したのが名護屋城の始まりです。加藤清正らが中心となり、1年という非常に短い期間で築城された城でもあります。
朝鮮出兵の際、名護屋城は前線基地としての役割を担いました。そのため、天守を中心に17万平方メートルにわたる広大な城が築かれています。
また周囲には120箇所ほどの陣屋が建設され、最盛期には城下町の人口は10万人を超えたともいわれています。短い期間ではありますが、日本経済の中心都市として繁栄した場所でもあるのです。
しかし豊臣秀吉の死後、朝鮮進攻が中止されると城は廃城となり、建物は寺沢広高によって唐津城に移築されたと伝えられています。堅牢な石垣も江戸時代、島原の乱ののちに一揆など立て篭もりを防ぐ目的で要所が破壊され、現在は一部が残っています。
城は取り壊され、二度と復元できないよう、石垣の四隅も切り崩されています。しかし、現在も壮大な規模を誇る名護屋城の面影を見ることはできることから、大正15年に国の特別史跡に指定されました。
■ 基本情報
名称:名護屋城跡
住所:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1938-3
最寄駅:JR唐津駅(バス40分)
営業時間:9:00〜17:00
料金:なし(遺産維持協力金 100円)
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
※詳しい情報はホームページでご確認ください。