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多様な生物を育む遠浅の内海
有明海の干潟
佐賀県太良町
閲覧数:109回
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有明海は、全国各地のある湾の中でも比較的大きなものとして知られています。面積1700キロ平方メートルの有明海は東京湾や大阪湾より大きいものになります。また海の深さにも特長があり、最深部でも約20mと遠浅の内海でもあるのです。
独特の地形を持つ有明海は、潮の干潮の差が日本一大きい湾としても知られています。
干潮差は最大7mにも達し、8600ヘクタールの干潟が突如姿を現す世界的にも珍しい光景を見ることができます。この干潮の差が生じるのは湾の形と左右に動く海水の動きが似ているためだとされています。
広大な干潟を要するこの海は今から8万年前、阿蘇山の火山活動によって生じたものになります。噴出した土砂が川によって流され、有明海に堆積したことで遠浅の海域が作られたのです。
東シナ海沿岸の干潟と有明海の干潟では共通する生物が多いのも特徴として挙げられます。これは太古の昔、地上部分に繋がりがあったためと考えられています。そのため日本の他の地域には生息しないような生物が多く、中でもムツゴロウなどは有名です。
■ 基本情報
名称:有明海の干潟
住所:佐賀県佐賀市川副町
最寄駅:JR佐賀駅(バス40分)
営業時間:いつでも見物可
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可
■ 参考情報
有明海周辺では貸切船(有料)も提供されています。詳しい情報はホームページでご確認ください。