桜滝や観音の滝と並び、天瀬の三瀑と呼ばれるのが、慈恩の滝です。

天瀬エリアを代表する観光スポットとして、多くの観光客が訪れる場所でもあります。森に挟まれた清らかな滝は上段と下段に分かれて流れています。

上段は20メートル、下段は10メートルと合計で約30メートルの落差を持つダイナミックな滝です。また夜間はライトアップされ、昼間と違った幻想的な雰囲気を演出しています。

またおすすめしたいのが、滝の背後を見る裏見です。下段の滝の裏側には遊歩道が設置されており、ダイナミックな滝の裏側を間近に見ることができます。そのため慈恩の滝は「裏見の滝」の名前でも親しまれています。

地域の人々に見守られてきた滝には大蛇にまつわる伝説も語り継がれています。その昔、この滝に大蛇が住んでおりたびたび村に被害を与えていたそうです。

あるときその大蛇が深い病にかかり、その病を通りかかった旅の僧が治しました。すると、今までの罪を反省した大蛇が村に被害を与えなくなったという話が伝えられています。

■ 基本情報
名称：慈恩の滝
住所：大分県日田郡天瀬町赤岩
最寄IC：大分道 天瀬高塚IC（車30分）
営業時間：いつでも観覧可
料金：無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車場を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。