最上川、富士川と並び日本三大急流の一つであるのが、ここ球磨川です。

熊本県南部の盆地「人吉盆地」を通り、八代平野から八代海に注ぎこむ国管轄の一級河川になります。

かつては巨大な岩がひしめき、急流だったことから水運にはとうてい利用できない川として知られていました。

しかし1662年、人吉の承認だった林正盛が私財を投げうち、この荒れた川を整備します。この英断によって整備された球磨川はその後、外部との交通や物流の幹線として活躍し、参勤交代の際にも利用されたといわれています。

豊かな森に囲まれた球磨川は美しい渓流が特徴で、大きく美味しい鮎が育つことで有名です。

中には、30センチを超えるような尺アユと呼ばれる鮎も生息しています。その魅力から近年は多くの釣り人が訪れるため、鮎の減少が危ぶまれています。

八代海に注ぎこむ河口付近には1000haを越える広大な干潟が形成されています。この干潟には一年を通して90種類もの野鳥が飛来することから、バードウォッチングが盛んに行われています。

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■ 基本情報
名称：球磨川（熊本県球磨村）
住所：熊本県人吉市七地町
最寄駅：JR人吉駅（徒歩5分）
営業時間：いつでも散策可
料金：散策無料
定休日：なし
駐車場：周辺の駐車を利用可

※詳しい情報はホームページでご確認ください。