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城山の麓に築かれた質素剛健な城
鶴丸城跡 (鹿児島城跡)
鹿児島県鹿児島市
閲覧数:21回
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標高107メートルの城山の麓に築かれた城が鹿児島城です。鶴が羽を広げたような屋根の形に見えることから、古くから「鶴丸城」の名前でも親しまれています。
鹿児島城の前身となるのは、南北朝時代に上山氏によって築かれた山頂「上乃山城」です。後に島津氏に城が明け渡され、上山氏が桜島に移ると城山の東側に鹿児島城が築城されました。
全国の大名の中でも「77万石」という大きな力を持った島津氏でしたが、その城は天守すら築かれない非常に質素なものでした。
これは江戸幕府に対して対抗の意思がないことを示したものではないかといわれています。
城自体も防御には向かない構造になっており、裏山に当たる城山の上乃山城を「後詰めの城」としただけでした。その代わりに領地内には武家屋敷を多く配置し、砦の代わりにしていたと伝えられています。
現在の鹿児島城は石垣のみが残されていますが、そのダイナミックな石垣から質素ながらも雄大だった鹿児島城の当時の姿を偲ぶことができます。
■ 基本情報
名称:鶴丸城跡 (鹿児島城跡)
住所:鹿児島県鹿児島市城山町
最寄駅:JR鹿児島中央駅(周遊バス利用)
営業時間:散策自由
料金:無料
定休日:なし
駐車場:周辺の駐車場を利用可能
※詳しい情報はホームページでご確認ください。