毎年冬になると、出水市の荒崎一帯に大勢の鶴が訪れます。そんな鶴の様子を観察ができる施設が「出水市ツル観察センター」です。

ここ荒崎地区は、昔から国内有数の鶴の渡来地として知られています。鶴が荒崎に訪れるようになったのは1700年代のことで、島津藩による干拓でできた土地をねぐらとし始めたのが始まりといわれています。

大正10年には鶴が天然記念物の指定を受け、昭和27年には「鶴の渡来地」としても特別天然記念物の指定を受けています。

センターの展望台は360度見渡せる場所になっており、鶴と大自然の織りなす珍しい光景を見ることができます。鶴の生態を間近で観察できるセンターから、ぜひチェックしてほしいのが鶴の家族の暮らしぶりです。

大人の鶴２羽と子供の２羽の４羽の群れが鶴の家族の単位となっており、その仲睦まじい姿は見ていて優しい気持ちにさせてくれます。

■ 基本情報
名称：出水市ツル観察センター
住所：鹿児島県出水市荘2478-4
最寄駅：JR出水駅（車20分）
営業時間：9:00〜17:00
料金：（下記の通り）
定休日：なし
駐車場：施設の駐車場を利用可

■ 見学料
大人：220円
子供：110円（中学生以下）
※詳しい情報はホームページでご確認ください。