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高千穂峰に対する山岳信仰の表れ
霧島神宮
鹿児島県霧島市
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霧島神宮は6世紀頃、欽明天皇が僧侶に命じて社殿を作ったのが始まりといわれています。その背景には古くからある高千穂峰に対する山岳信仰の存在があったと考えられています。
しかし、活発な火山のそばにあったことから、社殿は何度も噴火の被害に遭いました。復興を繰り返し、現在の社殿が作られたのは1715年のことで薩摩藩の第4代藩主「島津吉貴」によって奉納されたものになります。
島津家では吉貴に限らず、代々、霧島神宮への信仰が篤かったと言われています。戦いへ臨む前に参拝したり、戦いの重要な決定を決めたりする際、霧島神宮へ神慮を仰いでいたと伝えられます。
山間に広がる霧島は、坂本龍馬が日本で初めてとなる新婚旅行を楽しんだ場所でもあり、霧島連峰を訪れた時、霧島神宮へも立ち寄ったといわれています。
厳かな風情が漂う境内には、推定樹齢800年といわれる杉の大木もあります。南九州の杉の祖先となる木とも考えられており、御神木として祀られています。