琉球王朝を興した尚巴志の居城
首里城
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■ ご案内
首里城は2019年10月31日に起こった大火災で大部分を消失しており、現在再建中です。2026年の完成を目指している正殿復元をはじめ、首里城復興に取り組んでいます。本ガイドでは、被災前の写真にてご案内しております。
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琉球王朝の城の中で、最大規模を誇っていた城が首里城です。小高い丘の上に立ち、曲線を描く城壁で取り囲まれた城には、生活上の施設や広場、信仰上の聖地も存在していました。首里城に限らず、こうした沖縄の城にみられる特徴を「グスク」と呼んでいます。
首里城が創建された年代はハッキリしていませんが、発掘調査などによると14世紀末頃に作られたものと考えられています。沖縄にあった3つの勢力を統一し、琉球王朝を興した 尚巴志(しょうはし)が、住居としていたと言われています。
首里城は、貿易の拠点でもあった那覇港を見下ろす場所にありました。これは、琉球王国の重要な経済基盤が海外との貿易だったためです。特に中国との交流は長く、首里城も随所に中国の建築文化の影響を受けています。高台にそびえる城は貿易を管理する施設としてだけでなく、防衛するための基地としての役割も担っていたのです。
美しさを讃えた当時の建物は、その大半が失われており、現在の首里城も戦前の姿を復元したものとなります。しかし、城壁や建物の一部はわずかに残されており、その跡地が平成12年に、ユネスコ世界遺産に登録されました。
■ 基本情報
名称:首里城
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
最寄駅:ゆいレール 首里駅(バス10分)
営業時間:8:30〜19:00
料金:入場無料
定休日:なし(7月に2日間の休業あり)
駐車場:周辺の駐車場を利用(有料)
※詳しい情報はホームページでご確認ください。