那覇の中心部に位置する異国情緒あふれる中国式の庭園が、福州園（ふくしゅうえん）です。

平成4年、那覇市と中国の福州市との間で締結された友好都市10周年を記念して開園しました。

設計から工事まで全てが福州市の職人によって建設された本格的な中国庭園になります。沖縄では、中国と琉球文化が融合した施設を見ることができますが、純粋な中国庭園は珍しいといわれています。

那覇市と福州市との関係は非常に古いものになります。今からおよそ600年前「閩人三十六姓（びじんさんじゅうろくせい）」として、中国福州の人々が沖縄の久米村に訪れました。

造船技術など特殊な技術を持った人々で、彼らの技術は琉球王朝では非常に重宝されたと伝えられています。福州園は久米村に渡来してきた福州の人々が築いてきた歴史、琉球と中国の友好的な関係のシンボルといえます。

本場の職人によって作られた園内は一歩足を踏み入れると、中国にいるかのような風情を味わせてくれます。庭園の風景は福州を代表する景勝地を現しており、建物も福州の代表的な建築様式を用いたものになります。

■ 基本情報
名称：福州園
住所：沖縄県那覇市久米2-29
最寄駅：ゆいレール 県庁前駅（徒歩10分）
営業時間：9:00〜18:00
料金：（下記の通り）
定休日：毎週水曜日
駐車場：周辺の駐車場を利用可

■ 入園料
大人：200円
子供：100円

※詳しい情報はホームページでご確認ください。