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古都奈良に早春を告げる伝統行事

若草山焼き

奈良県奈良市
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若草山焼きは毎年1月の第4土曜日に、奈良市の若草山麓で開催される野焼きの行事です。

この場所は奈良公園の敷地でもあり、開催当日は大勢の見物客で賑わいます。

山全体が芝生で覆われ、なだらかな3つの山が重なっている若草山は奈良公園を象徴する景観のひとつです。

古都奈良に早春を告げる伝統行事として行われる山焼き。当日は、総勢40名の時代行列により、春日大社の聖火が若草山麓の野上神社に運ばれ、山焼きの無事を祈願する祭儀が厳かに執り行われます。

その後、花火の打ち上げとともに一斉に火が放たれると、約33haの全山が瞬く間に炎に包まれます。冬の夜空の下、燃え盛る山が浮かび上がる光景はこの季節の奈良の風物詩です。

若草山の山焼きの起源ですが、かつて「若草山を決まった時期までに焼かなければ、翌年に不祥な事件が起こる」と考えられていたことや「若草山一帯をめぐる春日大社・興福寺と東大寺の領地争いがもとである」などの説があります。

いずれにしても、冬の山焼きが春の美しい芽生えを良くするために一役買っており、そういった自然の恵みを維持する遺風としても広く知れ渡っています。

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