毎年10月22日なると京都の平安神宮では、まるで500年以上昔にタイムスリップしたかのようなお祭りを見ることができます。

それがこの時代祭です。このお祭りでは鎌倉、室町、江戸時代など様々な時代の衣装や祭事をみることができます。

時代祭の当日、京都の街にはさながら時代絵巻のような行列が繰り広げられます。その長さは2キロ、総勢2000名もの人たちが各時代の人物に扮して祭りを盛り上げます。

祭りの規模や文化的な価値も高く、時代祭は葵祭、祇園祭とともに京都三大祭の一つとして知られています。沿道の見学者は国内はもとより海外からの参観者も多く、豊かな国際色が見受けられます。

山国隊の奏する笛、太鼓の音色を先頭に約2,000名が作り出す時代絵巻は順次、平安京の造営された延暦時代にさかのぼっていきます。

それは地元の人たちや訪れる観光客の心に過ぎ去った京都の歴史をしのばせる、日本の歴史の縮図とも言えます。

■ 基本情報
名称：時代祭
開催地：京都市街地、平安神宮
住所：京都府京都市
開催日：毎年10月下旬（10月22日前後）
時間：12:00〜16:00（目安）
料金：観覧無料（有料観覧席あり）
最寄駅：地下鉄烏丸線「今出川駅」
駐車場：近隣の駐車場を利用

■ 備考
時代風俗行列は例年「京都御所建礼門前～烏丸御池～河原町三条～平安神宮」のルートを練り歩きます。
※詳しい情報はホームページでご確認下さい。