日本有数の踊り祭りとして知られ、四国三大祭りの1つに数えられる「よさこい祭り」は、毎年8月9日から4日間にわたって盛大に開かれます。

初日の前夜祭から8月10日〜11日の本番、そして最終日の全国大会・後夜祭にわたり、高知の市街地は1年で最も熱い時期を迎えます。

今や日本だけではなく世界にも広がっている「よさこい」の祭典では、市内9ヶ所の競演場で200チーム、総勢2万人もの踊り手が演舞を繰り広げています。

それぞれのチームが個性を出した衣装、音楽、振り付けでエネルギッシュな踊りを披露しており、街中はよさこい祭り一色となるのです。

そんな高知の人々の文化とも言える「よさこい祭り」は昭和29年、当時の不景気風を吹き飛ばして市民を元気づけようと行われたのが始まりでした。今ではそれが夏の風物詩となって後世に伝えられています。

燃え上がる祭りの前夜祭では、夏本番を告げんばかりの見事な打ち上げ花火が高知の夜空を彩ります。