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阿蘇地方に息づく農耕祭事
火振り神事
熊本県阿蘇市
閲覧数:57回
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火振り神事は、毎年3月下旬に阿蘇神社で催される伝統行事です。農業の守護神である国龍神(くにたつのかみ)と姫神という男女の神様の結婚をお祝いし、地域の豊作を祈願しています。
ここ阿蘇は四季を通じて収穫祈願から豊作感謝、天候不順の災よけまで、一貫した農耕祭事が行われている全国でも数少ない地域です。
この春の時期、阿蘇では7日間にわたる田作り祭があり、その申の日に「御前迎え」が、また最終日に「火振り神事」が執り行われています。
火振り神事の当日、樫の枝と葉で包まれた姫神の御神体が到着すると、氏子達は一斉に茅で作った松明に火をつけて振り回します。振り回される松明は美しい炎の輪が描き、夜の神殿を幻想的に彩ります。
伝統継承の意味も込めて、この火振りには大人に混じって子供たちも参加しています。また訪れた一般の観光客も体験することが出来るので、興味があれば声をかけてみるといいでしょう。
長い冬を終え、農業の整えと豊作を祈願する火振り神事が終わると、阿蘇はいよいよ本格的な春を迎えます。
■ 基本情報
名称:火振り神事
開催地:阿蘇神社
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
開催日:毎年3月中旬
時間:18:00~20:00(目安)
料金:観覧無料
最寄駅:JR豊肥本線「宮地駅」
駐車場:近隣の駐車場を利用(有料)
■ 備考
2016年に発生した熊本地震以降、例年と異なる日程もしくは休止になる可能性があります。
※詳しい情報はホームページでご確認下さい。