戦後に生まれた十和田のソウルフード
十和田バラ焼き
青森県十和田市
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十和田のバラ焼きは、十和田市など青森県南部地方に広まった、肉のご当地グルメです。大量のタマネギとバラ肉を醤油ベースの甘辛いタレでいため、鉄板で焼き締めて食べる、豪快な料理です。
全国に点在するご当地グルメと同じように、多くのバラ焼き提供店がある十和田市では、「十和田バラ焼き」をまちおこしのグルメ、B級グルメと位置づけ、県内外へのPR活動を進めています。
バラ焼きの歴史は、戦後、三沢市の屋台で生まれたといわれています。戦後、まだまだ高価で一般の人々の手には入りにくかった牛肉ですが、アメリカ軍の基地があった三沢では、払い下げ品として赤身以外のバラやモツが安く手に入ったそうです。
そうしたバラ肉を、手軽に美味しく食べようと、試行錯誤して生まれたのが「バラ焼き」だと言われています。
その後、同じ文化圏である十和田市や南部地区にもバラ焼きが広まり、特に十和田市では爆発的人気を得て、おおもとの三沢市を上回る80店舗でバラ焼きが提供されました。
また、家庭でも手軽に調理できるため、その日に余った野菜を入れて焼く「おうちバラ焼き」も作られるようになり、まさに「十和田市民のソウルフード」といえる存在になっていったのです。
■ 基本情報
名称:十和田のバラ焼き
起源:昭和20年代
発祥地:青森県三沢市
旬の時期:通年
価格帯:500円〜1,500円
■ ゆかりのある地域
青森県十和田市
青森県三沢市
※上記の価格帯は1人前の目安となります。
詳しい内容はウェブでご確認ください。