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莫大なお金をかけて造りあげた道
黄金道路(北海道襟裳町)
北海道えりも町
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日高山脈の東を走る国道336号線には、山脈の断崖部分を切り開くようにして作られた区間(くかん)があります。黄金(おうごん)を敷き詰めるように、莫大なお金をかけて作られた道路であることから、「黄金道路」と呼ばれています。
昭和9年に開通した当初、1mあたり33円、現在の金額に換算すると6万円という多額の費用をかけて作られました。しかし、黄金道路を実際に走ってみると、海岸ギリギリの立地や険しい岩壁も迫り、その建設作業が苦難を極めたことがうかがえます。
現在の黄金道路は北海道内にある国道の中で、もっとも通行止め回数の多い道路として知られています。断崖絶壁のため、落石が多く、最近10年間だけでも通行止め回数は100回を超えています。また太平洋の荒波が打ちつける過酷な環境のため、トンネルや防護壁の整備が頻繁に必要な道路とも言われています。
そんな黄金道路ですが、要所では長いトンネルもたびたび登場します。中でも延長4,941mの「えりも黄金トンネル」は、北海道内でもっとも長いトンネルとして知られています。雪崩や落石などの防災対策の一環として、平成23年に開通した比較的新しいトンネルです。
■ 基本情報
正式名称:国道336号
住所:北海道浦河郡浦河町
アクセス:道東自動車道「帯広IC」
通行可能時間:いつでも可
料金:無料
駐車場:周辺の駐車場を利用
■ 留意点
天候や災害により、
通行止めとなる場合もあります。
※詳しい情報はホームページでご確認ください。