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観光地型「工芸館」の先駆け

北一硝子

北海道小樽市
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小樽みやげの定番といえば、きらびやかなガラス製品ですが、中でも北一硝子は、数万点のアイテム数を誇り、その質の高さから、多くの観光客に支持されています。

北一硝子は、1901年に創業した浅原硝子が起源となります。小樽・函館間の鉄道工事が始まった明治34年ごろ、初代社長が薩摩キリコの発祥の地、九州から北海道へ渡り、小樽で石油ランプの製造を始めました。まだ電気がなかった当時、浅原硝子が製造するランプは、人々の生活必需品となり大きな成功を納めます。

その後、プラスチックなど代替素材の登場や、漁業の衰退が進んだ1980年代に、産業の斜陽化が起こりますが、小樽運河の再開発に伴って開設した観光客向けのギャラリーが人気を博し、照明製造からガラス器の販売業へ業態転換を果たします。

当初、国内外のガラスメーカーや商社からの仕入販売をメインとしていましたが、現在では自社企画商品の販売やレストラン運営、日本酒やワイン等の酒類販売も手がける幅広い事業を展開しています。

こうしたガラス販売を軸としたスタイルは、後に全国各地に出現した観光地型のガラスショップ・工芸館の先駆けとなります。現在の小樽が、ノスタルジックなガラスのイメージを持ち合わせているのは、まさに北一硝子の影響が大きいと言えるでしょう。


■ 基本情報
名称:北一硝子
住所:北海道小樽市堺町6-146
最寄駅・IC:JR函館本線 南小樽駅
観光時間:9:00〜18:00
料金:無料(ガラス制作体験は有料)
定休日:なし(原則)
駐車場:専用駐車場を利用(有料)

■ 詳細情報
設立:1901年
事業:ガラス製品の製造・販売
創業者:浅原久吉

※詳しい情報はホームページでご確認ください。

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